忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

病気によって変わった自分

発病前数年間の自分の状態を思いおこして、
その頃と直近の性格傾向を比較して、
どのように変わったかをふり返ってみました。

発病前数年間の当時は、地方で生活をし企業へ勤務していました。
その頃の性格特性は

1.自他ともに厳しく、仕事に関しては完全主義的な傾向があった。
2.自分の価値観から同意できない面に対して、鉄筋のような自己防衛の壁を打ち立ててほとんど妥協しない状態であった。
3.他人との共感、ふれあい、社交に極度に乏しく、これらのものを「仕事の邪魔」なものとして遮断することが多かった。
4.誰もが多少ともなり持っている「依存欲」(もちろん過剰に持っていては好ましくないが、生身の人間として誰もが少しは持っており、人の一面として潔く受け入れざるを得ないもの)を、頭から極悪なものとして排除していた。また、そういったものを見せる人に対し、不快の念と強い批判をあびせていた。
5.他人の長所よりも欠点ばかりが目についていた。
6.頑固者、無骨者と言われていた。
 
しかし、このような特性から発病後は、社会からいくぶん離れた生活を数年間続け、心理的教育やカウンセリングを受け参考にしながら、自己の振り返りなどをしていくなかで、

a)厳しさがほどほどに緩和できるようになった。
b)広い心で、多様な価値観を受け入れられるようになった。
c)他人に対して、厳しさよりも寛容さのほうが格段と大きくなった。
それにともなって、他人の欠点よりも長所を見る目のほうが強くなった。
d)他人との共感、ふれあい、社交、妥協の大切さが理解できるようになり、進んで実行できるようになった。さらに、これらを更に高めていくことを課題として意識できるようになった。
e)「依存欲」も過度でなければ、多少は持って出したほうが人間関係の潤滑油になる場合があることが理解できるようになった。
f)今も多少頑固な傾向はあるが、自ら折れるほうが多くなり、その方がむしろうまくいくという経験と実感を重ねることができた。

このような、奥行きがみられる特性に大きく変えていくことができました。
かに、発病したことはイヤなマイナスの経験でありました。
苦労して手にした社会的位置づけを失い、
自己実現へのハンディキャップを持つことになり、
培ってきた能力の低下をまねき、
何よりも精神的・身体的な苦痛を味わうことになったこと等々は、
マイナスとしか考えられません。
ただ、自分自身の偏見のかたまりに気づくことができて
改善に向かうことができたのは、
大きなマイナスの境遇の中での唯一の希望への兆しかと思っています。
とくに最近になって、人との共感、ふれあい、人への依存欲 、
これらを満たしたい欲求に飢えていることを肌で感じるようになりました。
ゆえに、そういう飢えた欲求を満たしたい気持ちが強くなっており、
それだけに『人に嫌われるのが怖い』、『孤立したらどうしよう』、『人を不快にさせていないか?』などと
若干萎縮気味かつ神経質になることがあります。(これは、発病前の偏った特性の反動でしょう。)
しかし、多少つらいかもしれませんが、
これは偏った特性から中庸を得た特性へ変化していけるひとつの通り道として、
人様に迷惑をかけることなく うまく対処しながら受け入れて乗り越えていきたいと思っています。(これも社会復帰を目指すなかでのひとつの課題としていきたいと思います。)
またこのピースフルリンクでは、職員さんや他の所員さんの方々ともに、
とても優しくて心から向き合ってくださる方ばかりで、
そのことで発症前自分に欠けていたものへの大切さを より実感できており、
さらに このような自分の飢えている欲求を満たしていけると同時に
自分から人様へ与えること(ギブアンドテイク)の喜びを実感できていることは、
何よりの宝だと思っています。
今回得られたものは生涯大切にしていきたいと思います。
つまりは、
《人は1人では生きられない》
《人はみな大同小異。ゆえに心の自然な流れに逆らうには限界がある》
ということだと思います。
PR

コメント

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

カテゴリー

フリーエリア

最新CM

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

P R