子供のころ学校などで、作文を書くことが苦痛でなりませんでした。
とくに、自分の生活や暮らしについての作文で、書くことが思いつかずに
苦しんでいたことを思い出します。
そういった状態に対して大人の方々から、このように指摘されました。
『書くことがないのは本当だろうか? 毎日の暮らしの中で感じたり
何かを見つけだしたり反省すること等々がないとは思えないが。』
そして自分でも少々振り返ってみました。
こういった指摘をもらい振り返りをするまでは、格好の良い自分の行動
だけを書くことばかりにとらわれており、自分の気持ちや考えを素直に
表現することを忘れていたようでした。
たしかに、自分は趣味も乏しく具体的な行動力にも乏しかったがために、
行動したことを格好良く書くことは困難だったかもしれません。
しかし人間として生まれてきた以上、乏しいながらも何かしら最小限の
行動はしているのです。
何も格好をつける必要などなくて、最小限の行動の結果から感じたこと
気づいたことなどをありのままに書けばよいと思えるようになったことで
書くことに苦痛を感じなくなりました。
ここから言えることとして、大切なのは表にあらわしている行動や
外面的な出来事だけではなくて、これらから何を感じ取れ また何を見出せ
あるいは何を振り返れるかでしょう。
そうでないと日々の事象は単なる通りいっぺんで終わってしまい、
主体性がない傍観者的になってしまって かつ本当の自分が見えないままに
なってしまうと考えます。
こういったことにキチンと気がついて、日々の暮らしの中で「感じる・
発見する・振り返る」ことの大切さがわかり人並みにできる大人になれて
良かったと思っています。
あとの課題は、その感じたこと、発見したこと、振り返ったこと
それらを口頭で表現する力を高めて人々とのコミュニケーションを
豊富にしたいと思っています。
これは私にとってはかなり難解な問題ですが・・・・。
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